「訳あり蟹」とは

「訳あり」と聞くと、何やらいわく因縁がありそうで、品質が悪い物、食べ物であれば、鮮度が低く腐りかけているものと言ったイメージが湧きがちです。

しかし、今や、かに通販にとって、訳あり蟹はなくてはならない商品となっております。

試しに、インターネットで「訳あり カニ」などで検索すると、訳ありのカニを販売している通販サイトがいっぱい出てきますし、楽天市場やYahooショッピングなどでも取り扱っているほど「訳ありカニ」は定着しております。

インターネットのカニ通販業界での「訳あり蟹」とは、簡単に言えば「規格外品」のことです。

漁協組合や大手スーパー、流通会社などで設けている審査基準に通らなかった蟹は、正規商品としてスーパーや百貨店などの店頭に並ぶ事はありません。

しかし、審査にパスしなかった蟹は、飲食店や旅館に卸されたり、他の加工商品になったり、あるいは、地元で消費されたりします。場合によっては破棄されることもあります。

この「審査基準」は漁協組合や大手スーパー、流通会社によって異なっておりますが、共通しているのは「見た目」です。

しかも、甲羅(殻)の色艶の不具合や爪折れ、脚折れ、不揃いなどと言った見た目で判断して「規格外」になる場合がほとんどで、殻を剥いて、中身(蟹身)まで審査しているわけではありません。

このように、中身(蟹身やカニ味噌)は「正規品」と同じなのに、「規格外品」という理由で安く販売されているのが、いわゆる「訳あり蟹」なのです。

ですから、「訳あり蟹」は、正規品に比べて見た目はあまりよくないが、品質や味は正規品と同じカニで、それを安くたべられる商品と考えることも出来るのです。


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