スタミナ食の効果について
「スタミナ食」や「スタミナ料理」の代表的なものはニンニクを使った料理でしょう。
古代エジプト人がピラミッドをつくったエネルギー源は、ニンニクによるものと言われているように、ニンニクは体内でビタミンB1を活性化する作用を持っており、確かな効果があります。
その一方で、生ニンニクを指でさわっていると、水泡ができて皮膚がめくれあがるほど作用が強いため、一度に多く食べると逆効果になります。
適量は、1日ひとかけらづつ細かく刻んで料理に混ぜ、加熱して食べることです。
その他、レバー、うなぎ、馬肉、猪肉などは、たんぱく質や脂肪に加え、ビタミン、ミネラルがバランスよく摂取できます。
また、ヤマイモ、納豆などには消化酵素が含まれています。
ドジョウは、普段の食事からでは口に入らない微量成分やカルシウムを補給することが出来、栄養面での効果が期待されます。
スッポンやマムシ等もドジョウと同様に、微量な成分が摂れるというメリットは期待されますが、むしろ、これを飲んだから効くにちがいないという自己暗示効果(プラシーボ効果)のほうが大きいと思われます。
これら、スタミナ食を食べるのはそれなりに効果はあるでしょうが、こうした特定の食品に特別な効果を期待するのではなく、米・肉・魚・卵・大豆・野菜・海藻と言った、市中に出回っている普通の食品を、季節ごとにバランスよく組み合わせて食べることこそが大切です。
その上で、適度に、スタミナ食を摂取して補いましょう。