酵素と便秘との関係

酵素とは、主に腸内で食べ物を消化・分解してくれる物質のことです。

この酵素が不足してしまうと、その結果、腸には「宿便」が徐々に増えていきがちとになります。

その一方で、酵素不足が解消されると、酵素が腸の中にある宿便を排出する働きをしてくれます。

人間の腸の中には、ごく普通の人でも何と3?5kg程度もの宿便を持っていると言われています。

日常、排泄されている便以外にもそれだけの宿便があるのです。

この宿便は、人間に害をおよぼす菌である「悪玉菌」の餌になるとされています。

宿便は酵素不足によって起こっていることから、酵素を補てんしてやることによってたちまち分解し、体外に排出されるといいます。

こうすることによって、血管中の毒素が減り、血液がサラサラになるとも言われています。

毒素が充満している血液のことを指して、「どろどろの血液」とよく言われます。その原因は、腸内で食物の分子が分解されずに毒素となってしまい、溜まっていくことにあるとされています。

栄養として吸収されることなく内臓に溜まってしまった毒素は、不要な脂肪などになってしまうと言われています。

酵素は、この食物の分子をきちんと分解していく働きをするとされています。

それに加えて、肝臓・腎臓の負担を軽減する働きも挙げられています。

血液は、この毒素を排泄するよう処理させるために、肝臓・腎臓に持っていくとされます。

このとき、毒素が多すぎると肝臓・腎臓の負担が増え過ぎてしまうのです。

つまり、酵素を摂取することによって、胃や腸で食物をちゃんと栄養となる分子にまで分解していれば、肝臓・腎臓の負担が軽くなるというわけなのです。

このほかにも、酵素は放射線の被ばくによる発癌リスクを軽減します。人間の体は放射線を浴びると活性酸素が発生し、その働きによって癌ができやすくなってしまいます。

この活性酸素を、酵素を摂取することで抑えれば、発がんリスクを軽減することができるというわけです。

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