カニの浜茹とは

カニの通販ショップで良く見かけるのが「浜ゆで」という言葉です。

この浜茹でとは、カニが新鮮で状態の良いうちに、文字通り浜(水揚げされた地元)で茹でてしまうことです。

新鮮なうちにおいしさを閉じ込めて茹でてしまうため、浜茹でのカニはおいしいのです。

冷凍で販売されているカニの中にも、この浜茹でされた状態で、冷凍されているカニがたくさんあります。

活カニと違って、浜茹でのカニは、カニの管理に費用が余りかからず、しかも、カニの質が悪くなる前に調理してしまうため、安くておいしいのです。

基本的にカニが一番おいしいのは、捕れたての生の状態ですが、捕れたカニを全て新鮮なうちに販売することは難しいのが現状です。

このため、カニを水槽に入れて生かしておくことなりますが、水槽の中に入れたことによってストレスを受けると、カニの味はどんどん落ちていき、身やミソの色、質感まで変わってしまい、商品価値が落ちてしまいます。

少しでも良い状態で活カニを保存するためには、水を管理するための設備や手間が必要になります。

それでも、カニが水槽の中でいつまでも生きていられるわけではなく、カニが死んでしまうというリスクが伴います。

水槽で死んだカニは、加工品などに使われることはありますが、味は劣化してしまっていますし、費用をかけた結果、商品が劣化してしまったのでは、販売店としても踏んだり蹴ったりです。

しかし、浜茹でにして販売すれば、状態の良いうちにかにを調理できますので、商品を劣化させることなく保存できます。

また、活カニを保存する場合のような設備や管理も必要ありませんので、その分安く販売することができるのです。

これによって、通販でも、鮮度のいい状態を維持して届けることが可能なのです。

一度冷凍されても、上手に解凍すればおいしく食べることができます。


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