アロエの種類
アロエは昔から「医者いらず」と呼ばれ、広く親しまれてきた薬草です。
その効能は、やけどや傷の炎症を抑えて皮膚の修復を高める働きや便秘、肥満、高血糖など様々な症状の緩和に役立つとされています。
■キダチアロエ
アロエはユリ科の多肉植物で、世界に約300種以上の品種がありますが、最も親しまれているのが「キダチアロエ」です。
これは、日本の気候と相性が良いため、広く普及しており、一般家庭でも良くみかけます。
細めの葉にはトゲがあり、食べると独特の強い苦味があります。
炎症を抑えたり抗菌作用があるため、切り傷やヤケドをした時には、患部に直接つけるだけでなく、食べても有効です。
また、殺菌作用や傷ついた胃壁を胃酸から守り、痛みを緩和させる働きもあります。
さらに、美白効果を発揮すると言われており、アロエが「万能薬」と呼ばれる由縁となっております。
■アロエベラ
原産地はアフリカや地中海地方など温暖な地域で、その特徴は葉が大きく分厚いことです。
寒い日本ではあまり育ちませんが、欧州ではアロエというとこのアロエベラのことを言い、ジェル状の部分だけを簡単に切り離すことができます。
葉には水分を多く含む「多糖体ジェル」が豊富に含まれており、ジュースやアロエヨーグトなどに用いられています。
■ケープアロエ
南アフリカケープ地方で栽培されており、日本では医薬品の原料として使用されます。
■ソコトラアロエ
ソマリア沖ソラトコ島産で、これも医薬品や化粧品に使われております。