屋内での地震発生時の対応
命あっての物種と良くいいますが、なによりもまず、身の安全を確保することが最優先です。
地震発生時には、急いで机やテーブルの下に身を隠すとか、家具の少ない部屋へ移動しましょう。
近くに机やテーブルがない場合には、座布団や本などで頭を保護しましょう。
危ないからと言って、発生直後や揺れている最中に慌てて外に飛び出すことはかえって危険です。崩れた屋根瓦やわれたガラスの破片が落ちてくることがあります。
揺れが大きいと、建物の構造や耐震強度によっては、ドアや窓が変形して開かなくなって、室内に閉じ込められてしまうことがあります。
このため、身の安全が確保されたら、次は、揺れの合間をみてドアや窓を少し開け逃げ口を確保しましょう。
また、すぐ近くで火を使っていた場合や揺れが小さい場合は、直ちに火を消します。
揺れが激しい場含は、揺れが収まってから火の始末をしましょう。
たとえ火が出なくても、ガスの元栓は確実に閉めると共に、電気のブレーカーも切っておきましょう。
これは、停電復旧にともなう通電火災防止のためです。
ただし、揺れの最中に移動すると危険な場合もありますので、状況に応じた適切な行動を取ることが大切です。