長持ちさせたい服を出すならオプションに注目
長く大切に使いたい服をクリーニングに出したいならオプションを確認しましょう。
オプションを付けることによって、長持ちさせる加工や変色の補修といった基本料金ではできない範囲をカバーすることが出来ます。
主なオプションとしては「防カビ加工」「撥水加工」「防虫加工」「シミ抜き」「毛玉取り」などがあります。
撥水加工や防虫加工はほとんどのサービスが2,000円ほどかかりますが、シミ抜きや毛玉取りであれば無料でやってくれるところもあります。
基本料金が安く頑固な汚れが落ちにくい場合も、オプションをつけることで解決できます。
防カビ加工とは、カビの発生を防ぐために「防カビ剤」を配合して防カビ機能をつけることをいいます。
なお、「防カビ加工」については、防カビの成分が入っている洗剤を使うだけで「防カビ加工しました」と謳っているサービスもあるので注意が必要です。
撥水加工とは、生地の表面をシリコン樹脂・フッ素樹脂をコーティングして水を弾く加工です。網目や織目のすき間は塞がれないため空気や蒸気は通しますのでスポーツウエアにも適しています。
水を弾くだけでなく泥汚れや油汚れなども弾きますので防汚効果もあります。
防虫加工とは、染色工程中や後加工として有機塩素系薬剤などで繊維自体を化学的に処理することにより、害虫が近づいたり繊維を食べたりしたときに殺虫する性質を与えることです。
防虫効果は80∼90%ありますが、防虫加工剤は洗濯すると落ちてしまうので、衣替えで洋服を片付ける前に加工する必要があります。
シミ抜きとは、洗濯しても落ちない特殊な汚れ、部分的についた汚れの除去、洗濯できない衣類の汚れを除去する作業をいい、シミの種類、繊維の性質、染料、染色方法などによって方法が異なります。
洋服を保管したり着用したりするときに生地が擦れて摩擦が生じ、微弱な静電気が発生して繊維同士が絡むことによって毛玉が出来ます。
この毛玉をとるためには、毛玉取り用のブラシを使う、ハサミやカミソリで切るなどの方法がありますが、自分でやると服を傷つけてしまう可能性がありますし、洗濯する際も、やり方を間違えると毛玉が生じる可能性もあります。
このため、クリーニングのプロに任せるのが一番です。