サジーに含まれる成分
サジーとは、サジーやシーベリーともいわれるグミ科ヒッポファエ属の植物で、トゲのあるオレンジ色の植物の果実です。
サジーの木はロシアやモンゴル、中国の高山地帯をはじめとする、夏は暑く冬は寒い厳しい気候で生育します。
サジーは9月〜10月にかけて果実がなり、種類により黄色、オレンジ色、赤色をしています。果実には酸味があり、そのまま食べたり、搾ってジュースにして飲むことができます。
果汁は一般の果実では見られない3層に分かれ、上層部にはビタミンE、中層部 にはビタミンA、下層部にはビタミンCが多く含まれます。
また、サジーの葉には、ビタミンCやミネラル、たんぱく質、脂質、食物繊維、アミノ酸などの豊富な栄養素が含まれており、健康茶や品質のよい飼料をつくる上でも貴重な資源となっています。
サジーの枝には鋭く長いトゲが特徴です。トゲは枝の先端が鋭く尖った形をしています。
サジーの枝は硬く、枝を切った後も繁殖の回復が早いため、良質の燃料として利用される植物資源なのです。