防災セットの選び方
防災セットは「非常用持出袋」とか「緊急避難セット」などと呼ばれることもありますが、基本的には、地震などの災害時に必要なさまざまなアイテムがセットになったものです。
中身は、保存食、保存水、簡易トイレ、防寒グッズ、非常用ライト、ラジオ、応急セット、消耗品などです。
防災セットを選ぶにあたっては、まず、家族構成を考えましょう。
一般的な防災セットには、高齢者や妊婦が持ち運ぶことを想定していないものが多くありますので、家族構成に合わせて、必要なものが揃ったセットを選ぶようにします。
特に、高齢者がいる場合は、避難に時間がかかるため、避難場所にいく途中で何かあったときに助けを呼べるホイッスルなどが必要です。
また、妊婦さんや赤ちゃんがいる場合は、避難所には不特定多数の多くの人が集まりますので、感染症が流行する可能性があります。
このため。マスクやアルコール消毒液などの感染症予防になるもの必要ですし、粉ミルクやおむつなどの赤ちゃん用品は、すぐに手に入らない場合がありますので、多めに入っているものがおすすめです。
子どもがいる場合は、たくさん汗をかくので、タオルや着替えを多めに入れておける容量のあるものがおすすめです。
また、風呂には長期間入れないことが多いので、ウェットティッシュなども備わっていると安心です。
機能面での考慮も大切です。防災アイテムが入っている入れ物は、背負えるリュック型や、引きずって運べるキャリー型、両方兼ね備えた兼用タイプなどがありますが、生地の頑丈さ、防水防火タイプの素材の観点から選びましょう。
デザインについては、普通のリュックサックと変わらないもの、反射光付きの「非常用持出袋」と記載されているものなどがあります。
収納しない場合はおしゃれなものを、物置などに入れておく場合は、中身がすぐに分かるようなものを選ぶと良いでしょう。
車載用の防災セットは、長時間渋滞にはまってしまった時や、アウトドアの非常時に備えた商品です。
内容は車中泊ができるようなグッズや、簡易トイレなどが入っています。