高齢者見守りの3つの役割
見守りは、高齢者が安全に暮らすうえで非常に重要な役割を担っています。
その主な役割は、
■事故の防止
加齢とともに「むせることが多くなった」「食が細くなってきたな」「飲み込みが負担だ」と感じる方も多くなります。
また、食事中の親の様子が以前とは違うと心配する家族もいることでしょう。
さらに、高齢になるにつれて、足の筋力が低下するため、ちょっとしたことで転倒してケガをしたり、最悪の場合は寝たきりになってしまう可能性が高くなります。
しかし、見守りを行うことによって、誤嚥や転倒などの事故を未然に防ぐことができます。
また、介護予防体操をしっかり行い転倒の予防に努めましょう。
■不測の事態への備え
見守りによって、体調の急変など不測の事態にも備えることが出来ます。
高齢者の中には、基礎疾患(持病)を持つ方も少なくありません。
見守りをすることで、速やかに医療機関へ連絡するなどの対応が可能になります。
■自立生活支援
高齢者を見守ることで、食事やトイレだけでなく、入浴なども自力で行えることが増えるケースもあります。
こうした行動は、生活動作の訓練にもなるため、自立生活支援にもつながります。