見守りサービスを選ぶ際のポイント
高齢者の一人暮らしが増えていることから、見守りのニーズが高まり数多くの見守りサービスがあります。
どのように選ぶべきなのか、まずは選び方のポイントは、
■親の意向を尊重する
これは、一番大切なポイントです。
心配だからと言って、ついついあれもこれもと利用したくなりますが、見守りに抵抗感を抱く方も少なくありません。
子供の立場として心配だという気持ちを伝えることはもちろん大切ですが、それよりも親本人がどうしたいか、何であれば抵抗なく利用することができるのか、よく話し合うことが大切です。
■状況や目的に合わせて選ぶ
24時間必要なのか、あるいは、週に1回程度でよいのかといった時間軸だけでなく、カメラによる見守りが必要なのか、通知のみで良いのかなどの状況や目的に合わせて選ぶようにしましょう。
まずは、お手軽なものから始めて、状況に合わせてサービスを変えていくという利用の仕方もあります。
■費用にポイントを絞って選ぶ
24時間見守りが必要なのか、あるいは、緊急時だけで良いのか2通りありますが、安心面を優先しようとするとどうしても費用が高くなってしまいます。
費用が余りにも高額になると、親が気を遣うといったこともあるでしょう。
最善なのは、求める目的を満たすサービスを利用することですが、長期的に利用することも考慮して、金銭面で無理のない範囲で利用できるサービスを選ぶことも大切です。
■機械を使用する場合は操作が簡単なものを選ぶ
サービスによっては親が何もする必要はなく、子に通知が届くサービスもありますが、中には、親自身がボタンを押すなど操作が必要な場合があります。
操作が難しくて使えないのでは、利用する意味がなくなってしまいますので、高齢者でも、簡単に機械操作ができるサービスを選ぶようにしましょう。
■迷ったときは専門家に相談する
目的や費用目安が明確であっても、何を選べば良いのか分からない、と悩んだ時は専門家に相談することをオススメします。
市区町村役場の窓口、地域包括支援センター、ケアマネジャーなど、身近に相談ができる専門家を利用しましょう。
また、自治体独自で提供しているサービスや、地域に根差した企業が提供するサービスなど数多くありますので、迷ったときは相談すると良いでしょう。