機能ブランドと官能ブランド

ブランドとは「信頼できる」とか「格好良い」という感情で、これらの感情が、消費者の購買意思決定を左右するのです。

「信頼できる」とか「格好良い」といった感情が生じる理由や、これらの感情に消費者が影響されるのはなぜでしょうか。

それは、消費者が専門家ではないことと、消費者が社会的な存在である人間だからなのです。すなわち、消費者が専門家でなく、人間であることがブランドをブランドたらしめる所以なのです。

ところで、消費者が商品から受け取る価値には2つのタイプがあります。

一つは、機能がもたらす価値である機能的価値です。もう一つは、デザインなどがもたらす価値である官能的価値です。

バッグでいえば、物を入れるという機能が機能的価値であり、デザインや色が素晴らしいなどと言った芸術面が官能的価値です。

消費者はバッグの専門家ではありませんから、購入対象のバッグに物がちゃんと入るのか、あるいは、丈夫で長持ちするのかといった機能面に関する評価に不安を抱きます。

この不安感を心理的に解消するのが、「信頼できそう」 という感情であり、それが機能ブランドなのです。

一方、社会に生きる人間である消費者は、地位や名誉、そして、デザインといった機能以外の側面に対しても価値を認めますが。この価値の一つとして、「格好良い」という感情があり、この感情が官能ブランドなのです。

 

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