特養と有料老人ホームの違い

「特別養護老人ホーム(特養)」と「有料老人ホーム」は、いずれも、高齢者の介護施設という面では同じですが、運営主体、利用料金、居住施設や環境、入居のしやすさという面では、かなりの違いがあります。

■特別養護老人ホーム

「特別養護老人ホーム」は、別名、介護老人福祉施設とも呼ばれており、社会福祉法人や地方自治体が運営する公的な施設ですが、高齢になれは誰でも、今すぐに入居できるわけではありません。

入居の対象となるのは、65歳以上で、なおかつ、要介護3以上の認定を受けている方で、しかも、寝たきりや認知症など、比較的重度の方や緊急性の高い方の入居が優先されます。

そのため、入居待ちの方が非常に多く、全国の入居待機者数は52万を超えているとも言われており、入居までに早くて数ヶ月、長い場合だと数年かかることもあります。

また、公的な施設のため低料金で利用できますが、個室ではなく相部屋になることが多く、民間の老人ホームほどサービスが充実していない面があります。

■有料老人ホーム

「有料老人ホーム」は、主として、民間企業によって運営されており、介護付・住宅型・健康型の3つのタイプがあります。

入居の対象となるのは、ホームによって異なりますが、概ね65歳以上で、自立の方から要支援、要介護の方まで幅広く入居することができ、空室があればすぐに入居することができます。

また、日々の生活を快適に過ごせるよう各種サービスが提供され、居室は基本的に個室でプライバシーが守られています。

最近は、色んな設備が充実しているホームが多く、レストランやシアタールームなどホテルのように快適なホームもあります。

さらに、入居金0円や月額利用料が安価なホームや医療ケアが充実しているホームなど、様々なニーズに対応しているところも増えております。

 

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