蓄電池の種類と特徴
自動車のバッテリーに使われている「鉛蓄電池」、携帯電話に使われている「リチウムイオン二次電池」や「ニッケル・水素電池」の3種類が、現在、最も知られている主流の蓄電池です。
■鉛蓄電池
その名のとおり、鉛が電極に使われており、身近なものとしては自動車のバッテリーがあります。
他の2つの蓄電池よりも大型で重いですが、比較的高い電圧を使用することができます。
また、容量が大きいため、自動車のバッテリーだけでなく、フォークリフトやゴルフカートなどの乗り物や、産業用機器のバックアップ用の電源としても用いられています。
欠点としては、電極が劣化しやすく、放電しきってしまうと劣化のスピードがアップしてしまいます。
このため、自動車のバッテリーが上がってしまったときには、なるべく早くバッテリーを交換することが大切です。
■リチウムイオン二次電池
充電や放電を何度も繰り返したり、継ぎ足して充電したりする機器に適しているため、携帯電話やデジタルカメラの電源として使われております。
ただ、使用法によっては発火する可能性があるため、安全装置を内包した電池パックにしなければ使うことはできません。
長いこと携帯電話を使っていると、電池の持ちが悪くなって、電池パックがパンパンに膨れることがありますが、これは、電池が劣化して寿命を迎えたというサインです。
■ニッケル・水素電池
普段使っているアルカリ電池(乾電池)と同様、単1・単2・単3…と様々な 形状のものがあります。
専用の充電器を使って充電すれば繰り返し使えるため、今では一般家庭でもよく使用されております。