蓄電池の選び方
住宅(家庭)用蓄電池は1.5から10kWhですが、公共や産業用蓄電池は5から100kWhと、電池容量の大きさによって分けられています。
種類によってメリットやデメリットがあるため、蓄電池を導入する目的や設置場所に合わせて最適なものを選ぶことが大切です。
電池容量とは、どれだけ多くの電気エネルギーを貯めることができるかを示す数値で、単位はkWhで表わされます。
リチウムイオン電池は、ニカド電池やニッケル水素電池などに比べて体積エネルギーの密度が高く、同じ電気エネルギー量を半分のスペースで貯めることができます。
このため、住宅・公共・産業用を問わず、殆どの蓄電池がリチウムイオン電池を採用しております。
充電時間とは、蓄電池の電気エネルギーを全て放出した状態から、電池容量の最大量までに充電する所要時間です。
定格出力とは、同時に使用可能な電気エネルギーの最大値で、充電時間と定格出力は、電池の種類や蓄電池の構造によって異なります。
蓄電池の変換効率は、太陽光発電のパワーコンディショナーの変換効率と同様、直流電流と交流電流の変換の際に生じるエネルギーロスの大きさです。
内蔵されているパワーコンディショナーが直流と交流の変換を行いますが、殆どの蓄電池の変換効率は95%程度となっています。