リチウムイオン電池の種類

住宅用蓄電池ではリチウムイオン電池が最も多く使用されています。

他の種類と蓄電池と比較して安全面、サイズ、寿命のバランスが最も蓄電池に適しているからです。

とりわけ、安全性とコストパフォーマンスの関係からよく使用されているのは「リン酸鉄系」「NCA系」「三元系」の3種類です。

●リン酸鉄系リチウムイオン電池

リン酸を正極に使用している電池で、電池内で発熱があっても熱暴走が起こりにくく、安全性が高い電池です。

また、原材料費が安いため、安価で製造することができます。

電動工具や電動自動車などで使用されています。

●NCA系リチウムイオン電池

NCA(ニッケル、コバルト、アルミニウムの頭文字を取った化合物)を正極に使用している電池です。

ニッケル系の課題である安全性を克服し耐熱性を高めた電池で、高エネルギー密度化に優れており、発熱量が少なく低温時の放電特性にも優れています。

医療機器や電動自動車などで使用されています。

●三元系リチウムイオン電池

NMC(ニッケル、マンガン、コバルトの頭文字を取った化合物)を正極に使用している電池です。

安全性を高め、車載向けに改良されたもので、発熱量が少なく低温時の放電特性にも優れています。

医療機器や電動自動車などで使用されています。

 

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