美味しい水とは?
人はどんな水を美味しいと感じるのでしょうか。最近は、飲み水は買って飲むのがあたりまえとなりましたが、昔は、田舎に行くと、よく道端などに山水が湧き出ているところがあり、その水を飲むと水道水とはまた違った味がして、「ああ美味しい」と感じたものです。
一般的に、人が美味しいと感じる水には、色んなポイントがあります。
まず、有害物質や有害細菌が含まれていないことが大前提となりますが、その他にも、ミネラルや酸素(O2)と炭酸ガス(CO2)がほどよく溶けていることがあります。
地下水や湧水が美味しいと感じるのは、このミネラルが程よく含まれているからでしょうし、
酸素は水1リットル中に 5mg以上、炭酸ガスは 20mg前後含まれているのが美味しいとされています。
また、人間の血液のPH値は弱アルカリ性の7.3∼7.4ですが、中性または中性に近いことも必要で、極端にアルカリ性や酸性に偏ったものはお勧めできません。
水温は10∼15度程度で、有機物が少ないことも大切です。特に、有機物が多いと味に雑味を感じ美味しさを損ないます。
飲み水の美味しさとしては1リットル中に3mg以下が望ましいとされています。
水道水が美味しくないのは、鉄分の多さもが関係しております。
水道管が錆びていると鉄分が極端に多くなり、金気を強く感じるからです。このため、鉄分は極力少ないほうが望ましいのです。
なお、水道水に含まれている有害物質は水質基準以下ではありますが、その数値はゼロではありません。
また、蛇口までの経路で鉄サビなどが混入することもありますので、高性能の浄水器で浄化することにより、こうした有害物質や鉄分を限りなくゼロにすることができます。