血糖値を下げる成分
■糖の吸収を穏やかにする食物繊維
食事をする際に、野菜などの食物繊維から先に食べると、糖質の吸収が緩やかになります。
その食物繊維の中でも、粘度が高いネバネバの成分「水溶性食物繊維」が有効です。食事で摂った余分な糖分を包み込んで吸収をゆるやかにしてくれるからです。
水溶性食物繊維の代表的なものは「イヌリン」と「難消化性デキストリン」です。
「イヌリン」は菊芋に多く含まれており、ゴボウなどにも含まれています。
「難消化性デキストリン」はデンプンから作られた水溶性食物繊維です。
■糖を外に運び出すインスリン
血液中に溜まった糖分を外に運び出す役割は、膵臓のランゲルハンス島のβ細胞から分泌されるホルモン「インスリン」が担っております。
糖分を摂りすぎると、インスリンが働きすぎになって疲れてしまいます。そこで、インスリンを元気にする必要があります。
その元気成分が、玉ねぎに含まれている辛味成分「イソアリイン」と大豆やアイスプラントに含まれている「ピニトール」です。
また、腸内フローラが乱れると血糖値のバランスも乱れてしまうため、乳酸菌などを補って、腸内環境もキレイにしておきましょう。
■糖の分解を止める成分
二糖類は、そのままでは吸収されず、単糖類に分解されて初めて吸収されます。
この二糖類の分解を止める成分が、「サラシア」というハーブに含まれている「サラシノール」と「コタラノール」、それに、「桑葉」というハーブに含まれている「1-デオキシノジリマイシン」です。